2012年1月15日日曜日

間取図にこだわる

管理物件の成約には、賃貸専門の仲介店さんの力が不可欠です。
幅広く仲介店に物件情報を配布して、客付けをしてもらいます。

仲介店は広告等で集客し、問い合わせのあったお客様の来店前に、要望をヒアリングして事前に管理会社から資料を取り寄せ物件を選別しておき、その中からお客様の反応をみて2~3件の物件に絞り込み案内をします。
営業マンは決めたい物件や成約までのストーリー、案内の順番までも頭の中でイメージして接客します。

お客様に物件を見てもらうタメには、まず仲介店の営業マンに選ばれるてお客様に紹介してもらう必要があるのです。そこで、日頃から仲介店への物件情報配布やコミュニケーションで営業マンの記憶に残っていてもらわなくてはなりません。

賃貸を募集するうえで、間取図は非常に大事です。
お客様が実際に部屋を見に行く前段階の重要な判断材料になるからです。

仲介店がネット上で物件を検索するシステムも普及していますが、FAXで資料を取り寄せするケースも少なくありませんので、実際に見たことのない物件を白黒のFAX資料だけで判断して、ご紹介する候補を選ばざるを得ない場面もあります。

お客様だけではなく、案内してくれる仲介店の営業マンにも、少しでも良い物件だとイメージしてもらえるように間取図に手をかけることが必要だと考えています。

分譲マンションの場合は、分譲時のパンフレットがよく見せる図面なので無難ですが、古い物件はなぜか図面もが古さを醸し出してしまっていることも少なくありませんので、そのまま使えません。

パンフの図面は細かい表記が多いので、余計な線は消してシンプルにした方が分かり易いですし、コピーを繰り返して線がボケてしまっているもなど色々な状態のものがありますので、ひと手間ふた手間かけてなるべくディテールに神経を使ってキレイな図面を提供すべきですね。

こんな感じで状況によって使い分けています。
・線がボケているものは、画像ソフト(Photoshopを使用)でシャープな線に補完する。
・元図から間取図作成業者に作成を依頼する。
・元図のないものなどは、部屋を実測し間取図作成ソフトで作成するか、手書きで製図して画像ソフトで間取図を作る。

通常はカラーで作りますが、FAX送付用は白黒で作った方がよいですね。カラーをFAXすると網掛けになって黒くつぶれてしまいます。仲介店はFAXで送られてきた資料をコピーして自社の社名を入れてお客様に渡しますので、お客様に渡る状態を想定することが必要です。
Webに使うものは、画像が小さいので線が太めで多少略した図面を作った方が見映えがします。

こんな間取図でよいのかってレベルの状態で募集している管理会社も実際にあるようです。賃貸募集中のオーナー様は、念のために管理会社に募集資料を送ってもらってチェックしてみては?!

コンパクト製図台
私は実際に部屋を測って図面を起こす方法が一番好きですね。
卓上式のコンパクトな製図板を使っています。

フトショで図面作成

スキャナーで取り込んだものをベースに、Photoshopで加工しテキストを追加して完成させます。

元図面⇒作成後

どちらの間取図が良い部屋に見えますか?

0 件のコメント:

コメントを投稿