2012年1月23日月曜日

DKとLDKの違い

住宅情報誌間取りタイプ(1R・1LDK・2DK・3LDK・・・など)は、お客様が物件を選ぶ時に、まず見るところです。

3LDKなどの表示で最初の数は居室の数を表し、Lはリビング(居間)、Dはダイニング(食堂)、Kはキッチン(台所)の意味。食堂と台所の機能が一体になっている空間をDK、居間と食堂と台所が一体になっていればLDKとなります。

「DKとLDKの違いは?」と聞かれることがあります。
ある程度の広さがあればLDKということになりますが、広さの明確な基準はなく各不動産会社の認識や広告媒体の掲載基準によっても異なるところがあり曖昧です。

一般的に不動産屋さんは、8畳以上ならLDKで問題ないという認識がありますが、DKとLDKではお客様が受ける印象が違ってきますので、多少狭くてもLDKと表示させたいと考えてしまいますよね。


全日本不動産協会の機関誌「月刊 不動産」の最新号に、こんな記事がありました。
以下は記事の抜粋です。

【DKおよびLDKの広さ(畳数)の目安となる指導基準について】

首都圏不動産公正取引協議会より「ダイニングキッチン(DK)」及び「リビング・ダイニング・キッチン(LDK)」の指導基準が決定した旨の通知がありました。

DKまたはLDKの適正な広告表示
広告表示において、DKまたはLDKの表示を用いるときに、表示規約の要件(居室・寝室数に応じ、その用途に従って使用するために必要な広さ・形状・機能を有するもの。)を備えているのであれば、単に「2DK」「3DK」等と表示すればよい。
さらに、形状や機能がどのようなものであるか解るよう積極的に間取り図などを表示し、これに各部屋の畳数を付記するのが望ましい。

DKまたはLDKの最低必要な広さの目安
事業者(広告会社などを含む。)が、DKまたはLDKとの表示を用いるときには、実際のそれぞれの広さはまちまちであるとしても、下表に記載する居室(寝室)数に応じて最低必要な広さ(畳数)の目安(下限)を定め、これをもって指導基準とする。

なお、一畳当たりの広さは、1.62㎡(各室の壁芯面積を畳数で除した数値)以上をいう(表示規約施行規約第11条第16号)。
また、この基準はあくまでも建物が取引される際に、DKまたはLDKという表示を行う場合の表示のあり方を示すものであり、不動産業者が建築する建物のDKまたはLDKの広さ、形状及び機能に関する基準を定めたものではない。

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